最近togetterで話題になっていて気になったのがこちらです。
素人が作ったチラシを、プロのデザイナーが作るとこうなる→デザイナーのすごさや、視覚効果の重要性がよくわかる例です

はてなブックマークでも話題になっておりました。
内容的には素人が作ったチラシをプロのデザイナがリメイクするとこんなにクオリティが上がると言った内容。
元のチラシとプロが本気を出したチラシ。 pic.twitter.com/QaZvyTOE8p
— 丸山恭右@TSUYOSHI連載中 (@maruccckey) October 15, 2019
確かにデザイナは凄い!と思います。非常にわかりやすい。プロの仕事とはこうだな!と思った次第です。では実際に素人とプロのデザイナで何が違うのか?
と、思って見比べていくうちに、元のチラシの凄さに気が付かされ、更にそれを読み取るプロの仕事に関心した次第です。そして、あ~これってIT業界でも同じだねぇと思ったので書き記しておきます。
伝えた事を目立たせる技術
それでは素人とプロデザイナーが作成したチラシで何が違うのでしょうか?
イラスト?配色?フォント??
確かに違います。違いますが、でも、それらはツールを使いこなせる人だったら出来る話だと思います。最初の人はツールの使い方を知らないと言うだけだと思うのでツールを与えたら違うチラシになっていたと思います。
見ていて感じたのはチラシから読み取れる情報の順序です。
人間の視線はよく「Z」で動くなんて言いますが、Z字に丁寧に読んでいくかと言えばそんな事ないですよね?パッと見で「Z」で動かしますが、大きくて目立つ文字があればそこに注視しますよね。
素人さんのチラシは全ての情報が同じフォント、サイズ、色で書かれています。なので「読む」事を前提としています。
一方、プロのデザインはと言うと・・・
リニューアル(ドーン!)
キャンプ場の名称(バーン!)
オープン日付(ズキューン!)
と、まずキャンプ場がいついつにリニューアルすんぞ!!という事を大々的に押し出してきいますよね。続いて周りに「キャンプ場で楽しめる事」をイラストを交えて配置しています。
これで訴求するための8割の情報を掲載しちゃっています(8割は適当)。
すごいなぁ。素人って情報の重みづけできませんもん。あれもこれも掲載しなきゃってモリモリのゴテゴテ。結局、読ませるチラシになっちゃうんですよね。しかも情報がモリモリすぎて纏まりが無い。
プロは読む前に見てもらう。ビジュアルでほとんど訴求できている。単純な絵の上手さや綺麗な配色、フォントの大きさではなく、バーンとみて欲しい所を際立たせてます。そして、その見て欲しい所の重みづけが凄いんですね。
必要な情報を漏れなく書く事の大切さ
これがプロの仕事かぁと関心したしだいです。
さて、プロの仕事は凄いなぁと思ったんですが、よーく見ると元のチラシ。これが結構すごい。
伝えたい事の重みづけは出来ていない、よくある素人のチラシなんですが、必要な情報が網羅的に書かれている。
ここで思った訳です。
プロの方がチラシを作成するにあたり何が一番重要なポイントなのかを考えるの楽だったんじゃないかなぁと。
ざっとチラシを見て、情報の優先順位を付けて再配置をしてあげればよい。
プロのチラシに書かれている事って素人さんのチラシに書かれている事だけなんですよ。これってすごいなぁ。
あぁ、これってRFPと同じだ!
RFPってこうで良いんじゃない?と思った次第です。
プロのデザイナと同じ意識で仕事が出来ているのか?
改めて思い知らされました。
プロのデザイナが元のチラシをあんなに目的に沿いつつしっかりと価値を高めたチラシを作った様に、システム開発もRFPから情報を汲み取り重みづけをして、きっちりと業務にマッチするシステム開発をしなくてはならんのだなぁと。
当たり前と言えば当たり前なんですけどねぇ。
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