侍戦隊シンケンジャー第6幕が実に秀逸な回であった事を皆に言いたい

5.0
雑記

今更ながら侍戦隊シンケンジャーの素晴らしさをプレゼンしたいと思います。

なぜいきなりシンケンジャーなのか?それはAmazonPrimeビデオで見始めたから!

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だけじゃなくて、この作品は大人でも凄く楽しめる作品だからです。

それではシンケンジャーのプレゼンしていきます!!

侍戦隊シンケンジャーとは?

まずは侍戦隊シンケンジャーとは何ぞや?ですね。

侍戦隊シンケンジャーはゴレンジャーの流れをくむ、スーパー戦隊モノと言われるシリーズになります。スーパー戦隊の33作品目にあたります。

あらすじ

あらすじは、あの世とこの世の間に存在する外道衆の大将「血祭ドウコク」とシンケンジャーとの争いです。この世を手に入れようとする外道衆からシンケンジャーが世界を守ると言った内容です。

2009年2月~2010年2月の1年間放送でした。炎神戦隊ゴーオンジャーの後だったんですね。

戦隊のモチーフは「侍」

侍をモチーフにした戦隊は今回は初。

侍がモチーフなだけで構成要素も和を強く意識しています。

また、戦隊モノでは珍しくレッドを「殿」としてその他のメンバー家臣とする、明確な主従関係があります。レッドはリーダーの立ち位置を取る戦隊モノは多くありましたが、主従関係を持つものは記憶にない形式です。この関係性がまたストーリーに幅を持たせている事になります。

さまざまな要素に和が取り入れられています。

戦隊の顔には漢字が書かれており、それぞれの属性を表現しています。また戦隊の服は着ものを意識したデザインですし、メインの武器は「刀」。折神と呼ばれる式神を使い、書道の筆になる携帯電話「ショドウフォン」を駆使するなど、細部にまでこだわった作りとなっています。

メインの脚本は小林靖子さん

特筆すべきは、メインの脚本が「小林靖子」さんと言う事。

仮面ライダー電王や進撃の巨人など、私の中では外さないイメージが強い脚本家!

人間関係の深みを持たせつつも、細部に伏線を張った重厚なストーリー展開で、子供向けの番組なのに大人も引き込む魅力ある作品にしてくれます。

小林靖子作品と言うだけでも見る価値があるのが侍戦隊シンケンジャーです。

松坂桃李、高梨臨の出世作

今を時めく松坂桃李さんの出世作です。シンケンレッドとして見事に1年間主役を張っています。

今、第1幕を見るとまだたどたどしい初々しい演技を見ることができます。

また、同じくシンケンピンクに高梨臨がいたり、侍戦隊シンケンジャーが当たり作品だった事がわかりますよね。

第6幕「悪口王」にみるシンケンジャーの深み

さて、今回メインでプレゼンをさせていただきたいのが、侍戦隊シンケンジャー第6幕「悪口王」です。この回は本作の深みが良く表現されている作品なんです。

実際に何がすごいのか?最初見た時は全然気が付かなかったのですが、結末を知ってから再度見ると「えー!!?」となる内容なんです。

第6幕の内容(ネタバレ)

さて、第6幕の内容を簡単に書いておきます。

侍戦隊シンケンジャーは1話完結型ではあるものの、全体を通して大きな物語を構成しています。ですので、第6幕の内容は記載しますが全体のネタバレにならない様に記述します。

今回の敵は「ズボシメシ」。

ズボシメシは相手の心を見抜き一番言われたくない事を言う事で相手に精神的なダメージを負わせるというイヤらしい敵です。この悪口の内容がまた爆笑もので、非常にセンスのいいユニークな回でもあります。

ひねりのない悪口がすごい

相手の心の中を読み取り、一番言われたくない事言って精神的にダメージを負わせるのですが、その悪口がストレートで剛速球すぎます。作中では次のような事を言っています。

太った人に「デブ」

警官に「フラレ男」

トイレで化粧している女性に「厚化粧」

まじめそうなサラリーマンに「スケベ」

街を歩くOLに「プチ整形」

がり勉君に「存在感ゼロ」

ポスターを紙袋にいれているオタクに「ごく潰し」

ドライブデート中のカップルに「二股同士」

予備校で「不合格」

このセンスです。

見たままの悪口も含まれていますが、確かに言いにくいことをズケズケといってきますね。

「プチ整形」と「二股同士」は吹き出しました。

そして予備校の教室で放つ「不合格」。これは複数の人間がすっ飛んでました。これはひどい。

シンケンジャーも心の中を見抜かれ悪口を言われます

さて、ズボシメシとシンケンジャーの対決となるのですが、ファーストコンタクトの際にズボシメシがシンケンジャーの各メンバーの心を見て悪口を言っていきます。

メンバー 悪口の内容
シンケングリーン(谷千明) 落ちこぼれ
シンケンブルー(池波流ノ介) ファザコン
マザコン
シンケンピンク(白石茉子) 一生独身
シンケンイエロー(花織ことは) アホ、バカ、マヌケ、いじめられっ子、姉ちゃんの補欠
シンケンレッド(志葉丈瑠) 嘘つき、大嘘つき

酷いですねぇ。レッド、ブルー、グリーン、ピンクはダメージを受けてしまいます。

でもシンケンイエローには効かないんですね。悪口は普段から言われなれている、本当の事だから気にならないとシンケンイエローの生い立ちと性格付けをする回になっています。

自分で自分をアホと言ってしまうイエロー(花織ことは)に対して、グリーン(谷千明)が絡んだりとイエローとグリーンの関係性も描かれている回なんです。

こっそりと張られた伏線がすごすぎる

さて、イエローのキャラクターとグリーンとの関係を描く回となっていると言いましたが、実はその裏でこっそりと壮大な伏線が張られています。

それはシンケンレッド(志葉丈瑠)に対する「嘘つき」「大嘘つき」

これです。

第6幕の放送が2009年3月22日の放送なんですが、この伏線を回収するのが何と・・・2010年1月3日放送「志葉家十八代目当主の時。なんと9か月以上も経過してから回収されます。

第5幕でメンバー遊園地に行くのですが、レッドだけ「行かない」と言ってこっそりと特訓をしているんですね。その際に爺から昔は遊園地好きで弱虫でと言うエピソードが語られます。実は弱い自分をメンバーに隠している事を「嘘つき」と表現しているのではないかとミスリードさせる様な公正なのもすごい。

えぐい伏線ですよ。これは。裏側でこんなに壮大な伏線が張られている。子供向け戦隊モノとは思えないくらいの伏線です。これ「志葉家十八代目当主を見た後で改めてみると「あー!!!」となります。それくらいすごい。

こういう伏線を探しながらストーリー展開を予測する楽しみがある。大人も、もちろん子供も楽しめる作品が侍戦隊シンケンジャーなんです。

さぁ、みんなで侍戦隊シンケンジャーを見よう!

どうですか?侍戦隊シンケンジャー見たくなりましたでしょうか?まだ見てない人は是非とも見てください!そして一度見た人も、改めて見ると驚きの発見が随所にあるのが侍戦隊シンケンジャーの楽しさです。

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ぜひ!!

 

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