身近な天体、月をデジタル一眼レフで撮影してみよう

撮影
満月 f5.6 1/400秒 ISO100
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身近な天体、月の撮影を楽しもう!

天体撮影の入門としてもってこいの天体。

それはです。毎日満ち欠けで日々違う表情を楽しめる月。青空、夜空に明るく輝いて目立っていますよね。他の星よりも大きく目立っています。

実は月の撮影は簡単に楽しめる上にクレーターまでクッキリとれて天体観測も楽しめます。

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基本の撮り方

月の明るさによって色々と設定は変えることになりますが、ここだけは変わらないと言う基本的な撮り方があります。まずは基本をおさえておきましょう。

三脚

月は天体の中でも明るい部類で手持ちでも十分に撮れますが、やはり三脚を立ててしっかりと地に足を着けて撮影する事をオススメします。

レリーズ

次にレリーズです。シャッターを押す時にどうしてもカメラがブレてしまいます。レリーズでシャッターを切る事でブレを防ぎます

手ぶれ補正はオフ

手ぶれ補正は便利な機能ですが天体観測では不要な機能です。三脚を立ててレリーズを使ってしっかりと安定させている場合は手ぶれ補正は切っておきましょう

露出は少し暗め

月は明るいので標準の露出では白飛びしてしまいます。少し暗めの設定しておくと良いです。次のピントの合わせ方でも書きますが、ライブビューで明るさを確認しながら撮るようにしてください。

ピントの合わせ方

基本の最後。ピントの合わせ方です。

オーフトフォーカス(AF)はオフにしてマニュアルでフォーカスをあわせます。

その際、ファインダーから覗いて合わせるのではなく、ライブビューで拡大してフォーカスをしっかりと合わせるようにします。

三脚を使う!
レリーズを使う!
手ブレ補正は切っておく!
露出は少し暗め!
AFではなくMFで!
ライブビューの拡大で丁寧にフォーカスを合わせる!

月の表情

月は満ち欠けで日々表情を変えます。その様々な表情を撮影する事が月の醍醐味と言えます。

満月

満月と言えば「中秋の名月」ですよね。満月は月の中で一番明るいです。

中秋の名月

f値:10
SS:1/4秒
ISO:100
この月は薄雲がかかっていたのでフォーカスが甘めです。
晴れた日の月は下の月です。

満月

f値:5.6
SS:1/400秒
ISO:100
しっかりと三脚を立ててフォーカスをしっかり合わせるとココまでクッキリとクレーターが写ります。月の表面のデコボコまでクッキリです。

半月

半月もいいですよねぇ。望遠鏡で月を見るときは半月が最も適しているなんて言います。満月は明るすぎて観測に向いてないみたいなんですね。

半月を撮影すると月の明るい所から影になる所の境界がはっきり写ります。暗闇からすっと出ている感じが美しいですよね。

半月

f値:5.6
SS:1/2500秒
ISO:800

半月

f値:5.6
SS:1/1250秒
ISO:800
2枚めの写真の方がシャッタースピードが遅めです。1/1250秒の差なのにこれだけ明るさが違います。

三日月

三日月は、その細さをいかに撮影出来るかですよね。

暗闇にすっと筆で書いた様な一筋の白い月が美しいですよね。月の中でもダントツに暗いのでシャッタスピードも遅くなります。

三日月

f値:5.6
SS:1/30秒
ISO:100
まっくらな夜の闇に細くて儚い月が魅力的ですよね。こんな一枚も撮れます。

地球照

細い月の時に肉眼では明るい部分だけが見えていると思いますが、実は地球から反射した光で暗い部分もほんのりと照らされています。地球照と言われる現象なんですが、一眼レフだとその地球から反射された月もしっかりと撮影出来ます。

地球照

f値:5.6
SS:1/4秒
ISO:3200
月の明るいところを撮影する訳ではないので、シャッタスピードを遅めにします。そうすると地球からの光に照らされた月を見ることが出来ます。

月食

比較的容易に見ることが出来る天体ショー。それが月食ですね。数ある天体ショーの中でも頻度も高く見るチャンスも多いのではないかと思います。

皆既日食は完全に隠れると赤胴色に照らされます。これは月が地球の影に入るのですが、地球の大気を通過した太陽の光で赤く照らされています。

月食

f値:5.6
SS:1.0秒
ISO:100
月食は更に暗くなるのでシャッタスピードもかなり遅くなります。

まとめ

月の撮影は基本を守って。
月の状況に応じて設定を色々と変えて楽しんで撮ろう!

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