F値・SS・ISOの関係を熱湯風呂に置き換えて説明してみたらわかりやすくなった件

撮影
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写真を撮る上で「F値(絞り)」「SS(シャッタースピード)」「ISO」の関係を知る事は不可欠です。写真の明るさをコントロールしながら、写真の仕上がりを調整していきます。「F値(絞り)」「SS(シャッタースピード)」「ISO」にはそれぞれ特性があるので、値を変える事で撮れる写真が変わってくるので、とても重要です。
なかなか覚えるのが難しいと言う事ですが、これをよくテレビで見る熱湯風呂に置き換えてみたらわかりやすくなったので掲載しておきます。
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「F値」「SS」「ISO」の基本的な関係

「F値(絞り)」「SS(シャッタースピード)」「ISO」の基本的な関係です。この3つのパラメーターを変更する事により写真の明るさを丁度良い明るさにしていきます。
これが写真の基本です。基本なんですがこれがなかなか覚えられないのです。

熱湯風呂の基本的な関係

次に熱湯風呂の基本的な関係です。
「温度」「時間」「芸人度」の3つがあげられます。
「温度」はお湯の温度です。高ければ熱いです。
「時間」は浸かっている時間です。浸かっている時間が長いとのぼせます。
「芸人度」はお湯に対しての反応です。芸人度を上げるとどんなに温度の低いお湯だとしても熱湯の様にリアクションを取る様になります。

ケース1 お湯が冷たいと反応するケース

図のケースの様な場合、お風呂に入っている人は寒いと感じるでしょう。

ケース2 丁度いいケース

では、お湯の温度を上げてみましょう。
浸かっている時間は短いのと芸人度も低いのでお湯の温度をマックスまで上げてみると、丁度いいと感じられたようです。

ケース3 ちょっと熱め

次に浸かっている時間を少し長め、芸人度も少しだ上げてみました。
お?ちょっと熱めだと感じたようですね。

ケース4 あちー!

それでは、同じ温度、同時間ですが、芸人度を最大にしてみましょう。
おお!良いリアクションです。

パラメーター次第で水も熱湯風呂に!

この様に3つのパラメーターを変える事でお湯に入った時の反応をコントロールする事が可能です。これと同様に写真の3つの要素をコントロールする事で明るさを調整する事が可能なんです。

カメラとお風呂の3要素を比べて考えてみる

では、カメラの3要素とお風呂の3要素の比較を考えてみましょう。

温度=F値

温度にはF値に相当します。
F値(絞り)は一度に光をどれだけ多くカメラに取り込むかを制御します。お湯の温度を光を取り込む量と考えます。温度が高い事とF値が低い事が等価です。
お湯の温度は低いとしっかりと芯まで体をあっためる事ができますが、お湯の温度が高いとパッと体の表面だけ際立ってあったまり汗を流す感じになります。同様にF値を上げると、被写体深度が深くなり遠景などでも遠くまでピントを合わせられる様です。逆にF値を下げると被写体深度が浅くなり、ピンポイントでピントを合わせられ、他の被写体はボケる様になります。
F値の違いによる写真の違いを纏めた過去の記事はコチラ

時間=シャッタースピード

これはそのままです。風呂に浸かっている時間=シャッターを開いている時間と同じになります。
基本的に長く風呂につかるとグタ~とゆだるがごとく、シャッタスピードが長いと動きのある物はブレます。
過去にシャッタースピードの違いについて書いた記事がこちらです。

芸人度=ISO感度

芸人度はISO感度です。
ISO感度も同様です。ISO感度を上げると少ない光でも過剰に反応します。
リアクションが大きくなればなるほど雑な感じで嘘くさくなるのと同様に、ISO感度をあげすぎるとノイズの多いざらついた写真になってしまいます。

明るさの変化

それでは写真で考えてみましょう。

ケース1 暗い

F値が大きく、シャッタスピードが遅く、ISO感度も低い。暗い写真になります。

ケース2 丁度いい

F値を小さくして光をたくさん取り込んでみたら丁度良い明るさになったようです。ボケ味のある写真が撮れたでしょう。

ケース3 ちょっと明るい

シャッタースピードとISO感度を上げてみました。ちょっと明るい写真が撮れました。動きのあるふんわりとした写真になったんじゃないですかね?

ケース4 まっしろ!

カメラ界の芸人度数。ISO感度をMAXにしてみました。まっしろけ!の写真がとれました。明るすぎましたね。

まとめ

F値、シャッタースピード、ISO感度の関係をイマイチ理解できなかった人も、この熱湯風呂の関係で完璧です。
「温度=F値」
「時間=シャッタースピード」
「芸人度=ISO感度」
ぜひ覚えてください!

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コメント

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