天の川の現像の方法の一例を紹介します
夏の夜空を彩る天の川。最近はカメラの性能も上がって簡単に撮れる様になった。って聞きますが、本当にそうでしょうか?良くInstagramやTwitterに掲載されている様な色鮮やかな天の川にならない!!そう思いません?
LightRoomでRAW現像して夏の夜空を美しく再現させる一例を紹介したいと思います。
設定など
- カメラ:Canon 5D Mark4
- レンズ:EF24-105mm f4.0L IS USM
- SS:45秒
- f値:4.0
- ISO:2000
このままでも薄っすら、ぼんや〜りと天の川が見えているのですが、ちょっと物足りない。ちょっと所かかなり物足りない。Lightroomでちょこちょこっと現像して綺麗にしちゃいましょう!
まずは現像モードに切り替えます
最初にする事は現像モードに切り替える事です。こちらから簡単に切り替える事が可能です。
Lightroomの現像はまずここからです。
レンズ補正をONにする
こちらの設定はレンズ毎の特性を自動で補正してくれます。レンズプロファイルに登録されているレンズを利用している事が条件になるので、ここにないレンズの場合は手動でゴニョゴニョする必要があります。今回はプロファイルがあるレンズなので、自動でポンポンといきまーす。
レンズ毎にどうしても出てします歪みや周辺光量落ちを補正してくれます。
露光量を-5.0にする
続いて大胆な策に出ます。「露光量」を-5.0に変更します。
こうなります。そりゃそうですよね・・・真っ暗です。では、次のステップです。
白レベル以外を−100に変更
白レベル以外のスライダーを-100に変更します。「ハイライト」「シャドウ」「黒レベル」の3項目です。
はい、変更後がこちらです。特段代わりは無いようです。真っ暗闇ですね。露光量-5.0ですからね。
白レベルをドーン引き上げる
残ったスライダー「白レベル」を引き上げます。画像を見ながら適切な所にしてもらえれば良いと思います。今回は+90まで引き上げます。
あら驚き!!白レベルをドーンとあげるだけで、真っ暗だった写真に沢山の星が浮かび上がってきます!
ここからは好みでお化粧してください
ここからはお好みでお化粧して見てください。私自身はもう少し色をハッキリさせたなぁと思ったので、彩度をいじってみました。普通の彩度だと結構派手に変わるので、自然な彩度の方で優しく変更させます。
微妙ですが色鮮やかになりました。もう少しくっきりさせたいときなどはコントラストを弄ったり、自分の好みにお化粧してみくださいね。
ノイズを除去してツルツルに
最後にノイズを除去してツルツルに格好しましょう。星空写真はISO感度をあげていたりと色々とノイズ要因が多いので、結構ざらついています。しかも、今回紹介している方法だと結構ざらつき感がすごいので、最後にノイズ除去をしっかりしておきましょう。
今回は50くらいにしておきました。これで完成としてたいと思います。ちなみに100まで上げたのが下の写真です。
天の川部分のざらつきがなくなって、天の川全体が明るいモヤ感が出たんじゃ無いかと思います。
まとめ
今回の方法を簡単にまとめると写真の一番明るい部分だけを抜き出して際立たせる方法です。
露光と白レベル以外を最小にして余分なものを全て落として、白レベルで明るい所を浮かび上がらせていると言う方法になります。これだけでも、かなり簡単に夜空の星がくっきりと浮かびかがってくると思うので、是非とも試して見てくだい!
最後に元の写真と完成の写真をわかりやすい様に並べて貼り付けておきます。
皆さんもLightroomを駆使して楽しん現像をしてみください!!
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