ネトゲ廃人とSNS依存が同じだと考える理由について

雑記
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WHOが認定した「ゲーム障害」

WHOが今回、「生活に支障をきたすほどオンラインゲームなどに没頭する依存状態」を【ゲーム障害】として精神疾患に認定しました。オンラインゲームではなくても、オフラインゲームでも条件を満たすものであればゲーム障害とするようです。

ゲーム依存、治療進展へ一歩 WHO「精神疾患」認定(日本経済新聞)

かつてFF11、モンスターハンターシリーズ、DQ10(継続中)にハマった私がオンラインゲームに依存する理由と言うのを考えてみました。

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ゲーム障害の条件とは

ゲーム障害と認定される条件の様ですね。

  • ゲームの頻度や時間をコントロールできない
  • 日常生活においてゲームを他の活動を差し置いて最優先する
  • 生活に支障が出ているのにゲームを続ける
  • 上記が1年以上続く

まぁ、たしかにこりゃ依存していると思われますね。

オンラインゲームの特徴

オンラインゲームは非常に楽しいです。通常のゲームと異なり、画面の向こうにも人がいます。ゲームの舞台を通じて交流できて、一緒にクリアを目指したりやりこみ要素を楽しんだり。また、ゲームを継続的に維持するのに定期的にバージョンアップがあって、需要さえあれば永続的にゲームが楽しみ続けられると言う特徴があります。

最近ではオフラインゲームでも追加コンテンツの要素が当たり前になっていますけどね。

なぜ依存するのか?

普通のゲームはNPCと言われるプログラミングされたキャラクターから情報を得たりと、ゲーム中は会話と言っても一方的な会話です。

所がオンラインゲームは画面の向こうに人がいます。一方通行ではなく双方向の会話を楽しむ事が出来ます。それどころかゲームと全く関係のない会話が楽しめます。

まぁ、それは楽しみの要因のほんの少しだけと言えます。それどころか、おそらくゲーム中の会話が楽しくてハマっている人は依存になる可能性は低いと思います。

オンランゲームはSNS

オンラインゲームの最も特徴的な部分はその社会性です。ゲームを舞台に本物の人間がその世界で共存している事になります。そう考えるとオンラインゲーム自体が一つのSNSです。

SNSと違って本人ではない!と言う意見もあります。たしかに、本人ではなくゲームキャラクターを通じてにはなりますが、キャラクターを演じ切って継続的に1年以上もオンラインゲームを続けている、本当の意味のロールプレイングをしている人は皆無だと思います。

結局はアバターと仮名を使ってはいますが、本人の性格をそのまま出し切っているSNSなんです。

SNSであるがゆえに・・・

オンラインゲームはSNSと同じです。

しかし、SNSと違ってリアル世界の事を自慢したりする事は少ないと思います。たとえば、お洒落なお店で食事したとか、高級な車を買ったとか。リア充的な事を自慢する事は少ないと思いますし、そういう人はまり好まれない世界です。

しかし、SNSなんです。と言う事はSNS的の悪い特徴も出てきます。やはり自慢です。リアルワールドのリア充っぷりではなく、ゲームワールド内での充実ぶりを自慢したくなるんです。

しかも、これはFacebookやTwitter、Instagramより質が悪いかもしれません。これらのSNSは自分から発信しなければ、情報としては拡散されていきません。しかし、オンラインゲームの場合は、プレーしているだけで情報を拡散している状況が起こりえるからです。

良い武器や防具を装備して街を歩けます

例えば、レア装備を装備して街を歩く。それだけで他のプレーヤーからは「なんだ?あの装備???」となります。そして自らプレーヤーを調べる事で、その装備が何なのか知る事すらできる訳です。一般のSNSはプッシュ型ですが、オンランゲームはプル型な特徴があります。

しかも、プレーヤーの称号の様なもので、どんな事をしたプレーヤーなのかもわかるようになっていたりです。

「SNS依存」や「SNS中毒」と同じ承認欲求のお化け

SNSは承認欲求を満たすためにハマりこむ人が多く、「SNS依存」「SNS中毒」と言う言葉が生まれました。オンランゲームもまったく同じ特性があると思っています。

ゲームワールド内での充実とはいえ、レアアイテムを手に入れる、討伐が難しい敵を倒す、到達が難しいレベルに到達する、誰よりも高いスキルを取得する。

これらによってゲーム内で有名なプレーヤーになりたい、そういった承認欲求を刺激して依存していくのがオンラインゲームの特徴です。

リアルワールドと同じように、ゲームワールドも24時間休みなく稼働しています。通常のゲームと異なり、自分がゲーム機の電源を落としたら、ゲーム世界の時間が止まるのではなく自分がゲーム機の電源を落としてもゲームワールドの時間は進み続けるのです。

それは、ゲームから離れている間に自分のステータスが陳腐化してしまう可能性を意味します。他のプレーヤーが自分のスキルを超える事を意味していて、それらに恐怖を感じるようになったら、それは本当にゲーム依存が進んでいる状態だと言えます。

オフラインゲームはどうなのか?

SNSが発達した現在、オフラインゲームも結局はネットワークを介して様々な情報がやりとりされています。そういった意味ではオフラインゲームでも同じような事が起こりえると思いますが、オンラインゲームよりはまだ依存度が低いと思います。

ゲーム全部が悪いわけではない

これらの特徴を挙げましたが、ゲーム自体が悪い訳ではないと思います。この様に他者との関係性がうまく構築できない場合に、色々な問題が発生してしまうのではないかと思っています。SNSにハマってしまう人もやはり、そこに自分の居場所を見つけたと思っていた人が、自分の居場所を必死に守るための行動の様に、ゲーム依存も自分の居場所を守る為に必死になってしまったと言う事なのかもしれません。

そういった人は正しいカウンセリングを受けるなど加療が必要だと思いますし、世の中の大半の人間はこれらに当てはまらないのではないかと思います。

さいごに

「ゲーム障害」の文字に「やっぱりゲーム=悪なんだ」と変な意見が独り歩きするといやだなぁと思い、この記事をまとめてみました。

あくまでも私見になるんですが、オンラインゲームに対する依存はSNS的な要素が強いとおもっています。ゲーム部分が依存度に関わっている訳ではない。そう考えると「ゲーム障害」と「ゲーム」を前面にだすのは問題のフォーカスがボケてしまうよなぁと思っています。

今後、日本でもどのような対応がとられるのかしっかりとウオッチしていきたい問題です。

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