なぜ情報共有をするのか?
知識が増えて調査しなくて済む?
果たして本当にそうなんでしょうか?
生産性をあげる情報共有とは何なのか
本当に知識ではなんでしょうか?
生産性を上げるための「すぐ使えるもの」とは次の条件を満たしている必要があります。
誰もが使えて再現性がある。これらを満たしている「すぐ使えるもの」が共有すべき情報と言えます。言葉では簡単に言えますが非常に難しい。
とにかく情報共有で共有する情報とは、前提知識なしで誰がやっても同じ結果が得られる魔法のようなものが理想だと言えます。
ここがポイントなんです!理想に近づくために行動する。
この理想に近づく行為そのものが情報共有のする人に求められるのでは無いでしょうか。
「すぐ使えるもの」じゃなければ情報共有の意味がないから発信しないとか、何でもかんでも情報をぶち込んでおけば情報共有になるとかでは無いという事です。
個々がこの理想を理解しながら情報を発信し磨きをかけていく。情報共有と言うとどうしても、自分の知りたい情報が受け身的に得られる仕組みを考えがちだと思うのですが、発想が逆です。
情報共有の本質はただ単純に情報を得ることだけでなく、自ら発信して、自ら情報を育てて行く事だったんですね。
情報共有のイメージが段々固まってきました。
情報を道具に例えてみます。
誰かが作った道具を皆が使える道具箱にしまいます。
その道具を別の人が利用します。その人は便利に使う事ができたのでまた道具箱に戻します。
今度はまた違う人がその道具を使いましたが、こうした方が便利じゃないのか?と思って少し改良をして道具箱にしまいました。
こうやって少しずつ使いやすい道具になっていって誰もが便利に利用できる道具へと磨きがかかっていく。なんか、わかりにくくなったような気もしますが・・・情報共有もそんなイメージです。
最初はすぐ使えるような情報でもなく、誰がやっても均一な結果にならない様な個人個人のやり方的な情報だったり、一般的すぎて応用するの時間がかかる様な汎用的な情報でも、どんどん実践的に情報を育てていくイメージです。
当然最初から「すぐ使える」即戦力的な情報もあるでしょう。しかし、そうじゃない情報も多くあります。むしろ、そうじゃない情報の方が多いと思います。その様な情報をいかに戦力として育て上げるかがポイントです。情報自体が色々な人の体を通過して磨きがかけられて行くイメージです。
段々と見えてきましたね。
情報共有とは・・・
何でも情報を入れて置ける場所を用意する事
全員が情報を育る事が出来る場を用意する事
この2点が重要と言う事ですね。
何を入れたらいいかわからない・・・なんでも入れても良い
共有されている情報が活かされていない・・・情報を育てていない
そう言う事なんです。
とまぁ、ここまで書いておきながら育てる仕組みが思いついておりません。
組織にどんな仕組みを導入すれば情報を育てる事が出来るのか。
入れ物を作るのは簡単にできます。時間をかければ何でもかんでも入れてくれるようになると思います。ここまでは何の努力もいらないでしょう。
でも、情報をみんなで育てていく。これがなかなか難しい関門ですね。仕組みだけでなく意識も変えて行く必要があります。
この部分が欠落すると、情報が育たないから情報共有が促進されず、さらに情報が集まらないと言う負のスパイラルになっているんですね。
と言う訳で、情報共有の神髄、本質には近づけた気がします。
あとは残った大きな問題をどうやって片付けるかですね。
まとめ
さて、まとめです。
情報共有とは・・・
これが情報共有の神髄であり正しい姿なのではないでしょうか。
受け身ではなく攻めの行為、積極的な行動そのものが求められます。
情報共有は仕組みの導入ではなく、この意識を地道に浸透、定着させる事が大切です。
という事で今回はまとめとさせていただきます。
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