ショッカーが栄えない真の理由を考えて、組織の成長のカギを掴む

雑記
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なぜショッカーが栄えないのか?その理由から自組織の成長のカギを考える

「この世に悪が栄えたためしなし!」

正義のヒーローのセリフです。

ショッカーであったり、ドロンジョ一味だったり・・・テレビの中の悪の組織はいつも正義の味方に滅ぼされるのでしょうか?正義のヒーローの活躍によるものでしょうか?

ショッカーを例に考えてみてその真の理由に迫ってみると同時に、組織の成長に繋がるヒントを探ってみたいと思います。

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ショッカーの状況を整理する

まずショッカーという組織の特性を整理しておきます。

ショッカーの目的は「世界征服」です。どんな理念の元に「世界征服」を掲げているのかは謎ですが、とにかく「世界征服」です。と言うわけで、部下に言い渡される指示は非常に明確です。首領から幹部へは「世界征服」が言い渡されています。その幹部の事業計画では、その障害となる「仮面ライダー」討伐が最大のミッションである事が書かれている筈です。

すなわち、幹部からその下にいる部下に対しては「仮面ライダー討伐」の指示が出ています。

この様な組織的な特性を理解しつつ話を進めていきます。

生え抜きを差し置いて中途採用に強大な裁量を与えている

仮面ライダー討伐プロジェクトのPMは「怪人」になります。この怪人、最初からショッカーにいたわけではありません。幹部の思いつきで改造された人です。そうなんです。いわゆる入社したての中途採用者なんですね。

さて、PM・・・いや怪人には「仮面ライダー討伐」を遂行する為に、どの様な手段を取ろうが構わない、自分で計画して実行する権限、ショッカー戦闘員も自由に使って構わないと言ったとんでもないです裁量が与えられています。

組織としては外部から経験のある即戦力を採用してプロジェクトを成功させる事も重要な考え方だと思いますが、ショッカーの場合は毎回その方式です。

これを見ている新卒入社組のショッカー戦闘員はどの様な気持ちになるでしょう。

自分にはチャンスが与えられない

そう思って腐って行くのがオチです。せっかく外部から即戦力を入れているのに、その知識がうまく部下に伝わっていないどころか、寧ろ部下が腐っているが為に生産性が落ちている状態です。組織の目標である「仮面ライダー討伐」に向けて着々と進んでいる実感があるなら別ですが、後退している中で、ショッカー戦闘員のモチベーションはどんどん下がって行っているんではないでしょうか。

どうして即戦力や実績のある人に仕事を任せがちになりますが、有望な若手や努力している若手、特に生え抜きにチャンスを与える事は組織に活力を与える意味で大切な事のではないでしょうか?

生え抜きにもチャンスを与える

大切なポイントだと思います。

失敗したら「死」

悪の組織の掟は厳しいのです。

強大な裁量を与えて自由に仕事をさせます。

なのですが・・・失敗する事を認めていません。

認めていないと言うか・・・失敗すると待っているのは「」です。

これでは失敗を次に活かすことが出来ません。

成功の為には失敗を繰り返して行き、まずは個人にノウハウを貯めて行く、そのノウハウを組織にフィードバックしていく。これが組織の成長に取って重要な事だと思います。ところが・・・

ショッカーの場合は失敗すると死んじゃうから個人にノウハウが貯まらないです!

これでは個人が成長しません。非常に効率の悪い組織運営をしていることがわかります。

失敗してもチャンスを与える

同じミスを繰り返した時は注意をする。必要に応じて叱る。これが重要なのではないでしょうか?

仮面ライダーの立場で考えてみる

ここで仮面ライダーの立ち位置で考えてみましょう。

怪人に対して温情を持ちません。確実に駆除します。恐ろしいほど徹底しています。元々は何の罪もない人間であったかもしれない怪人なのに、慈悲もなく駆除します。

これは、下手に生かして再び悪の組織に戻り復活されると前回の失敗を活かした策を講じられる可能性があり、仮面ライダーとしては非常に困る事になります。意図してなのかはわかりませんが、敵対組織のPMに2度目のチャンスを与えない点では、かなり冷徹な戦略を取っていると言えます。

幹部が失敗を振り返らない

これが致命的です。幹部が失敗を振り返っていません。

部下に失敗を許していないので個人にノウハウが蓄積されない組織になっています。その失敗を幹部が第三者的な視点で振り返り組織のノウハウとして蓄積する仕組みがないのです。

仮面ライダーは1人なわけですから、もう少し効率的な戦術を部下に与えてもよいと思うのですが、一向にその気配を見せません。よくわからない弱点を見出したりはしますが、本当に役立たずの幹部です。

たくさんの怪人が倒されて、たくさんの失敗と言う経験が積まれている筈なのですが、組織にその経験が積まれていません。これでは怪人は犬死です。浮ばれません。

個人のノウハウや活動の中の経験を組織のノウハウとして蓄積する仕組み

こうする事で組織の成長が加速していくのではないでしょうか?

まとめ

ショッカーが組織として弱っていく理由

  • 若手にチャンスを与えない
  • 失敗を許さない
  • ノウハウを蓄積する仕組みがない

この3点に集約されると思われます。

組織を強くする為には、この3点を克服する必要があると言う事になります。

  • 若手にチャンスを与える
  • 失敗を許容する
  • ノウハウを蓄積して共有する仕組みを作る

この様にして組織に活力を与えつつ、ノウハウを個人に蓄積し個人の成長を促しつつ、組織の知識を増やして組織全体を成長させる。これが正しい組織の成長に繋がると思います。

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