政府は2019年10月の消費税増税に合わせて販売するプレミア商品券の概要を固めました。
賢く使えばお得感がありますが、色々と制限のあるプレミアム商品券。
これって一体なんなの!?と言う事でおさらいしてみましょう。
プレミアム商品券とは?
そもそもプレミアム商品券とは何でしょうか?
もともと、消費税増税とは関係なく単独で存在しているものになります。
プレミアム商品券とは地方自治体や商工会議所が販売している商品券の事で、購入金額に一定の割増分が加算されている、プレミアムな商品券です。1万円で購入出来る商品券に10%の割増分がついていて11,000円分であったりとお得感のある商品券です。
地元の商店で買い物が可能になります。
プレミアム商品券の目的とは?
それではプレミアム商品券の目的とはなんでしょうか?
それは地元の活性化です。
自治体や商工会議所が主体となって地元で使えるお得な商品券を発行する事で地域の商店で買い物をしてもらい活性化をする事が目的です。その為、制約事項が多々あったりしますが、うまく使えればお得な商品券です。
利用上の注意点
目的が目的なだけに、通常の商品券と違った制約事項が設けられています。
お釣りが出ない
商品券で購入した場合に商品との差額が発生した場合、いわゆるお釣りがあるケースでもお釣りを受け取る事が出来ません。
高額の商品券を購入し、少額の商品を購入する事でプレミアム割増分の金額を現金化されるのを防ぐ為です。あくまで地元に落としてもらってこそのプレミアム商品券だと言うことですね。
利用できる商品と出来ない商品が存在する
プレミアム商品券はいわゆる割引クーポンと同等に取り扱われるため、基本的に割引が禁じられている物は購入する事が出来ません。例えばタバコが相当します。
転売の禁止
当然といえば当然です。デパートの商品券などはもらってすぐに金券ショップに行って現金化するとかありますが、プレミアム商品券は金券ショップなどで買い取ってもらう事が出来ません。
現金化の禁止
「お店に持って行って現金と交換してもうらう」などの行為は出来ません。あくまでも地元活性化に繋がる事に利用可能です。
払い戻しが出来ません
購入したら最後、使い切ってください。
有効期限がある
商品券には有効期限が設けられています。その期限内に使い切る必要があります。欲張って沢山のプレミアム商品券を購入したものの、有効期限内に使い切れずにプレミアムごと全てが無くなってし舞う事があるので注意が必要になります。
購入者に制限が設けられている場合がある
これは発行元の地方自治体や商工会議所によりますが、地元の人でないと買えなかったりと様々な制限が設けられている場合があります、
どうすれば買えるのか?
さてさてプレミアム商品券とはなんぞや?とどんな制限事項があるのかを書いてみました。
では一体どうやって購入するのでしょう。
一般的には発行元(地方自治体、商工会議所)から発行日が公表され、一定量のプレミアム商品券が販売されます。発行日が公表されてから予約が受け付けられ、発行数より多くの予約が集まれば抽選となります。
詳しくは、各地方自治体のWebサイトを確認してみて下さい。
消費税増税に伴うプレミア商品券とは何なのか?
冒頭にも触れましたが、消費税が8%から10%に引き上げられるのと同時にプレミアム商品券の販売を行う様です。
概要
20,000円で購入できる商品券に5,000円が上乗せされ、25,000円の商品券とするそうです。この上乗せ分は公費によって賄われるらしいですね。
対象者
で、販売の対象者です。
- 住民税非課税の世帯
- 2歳以下の子どもがいる家庭
- 所得の低い年金受給者
これらに該当する人に対して販売を行う様です。
子育て世代に関しては、2歳以下の子供の人数分購入が可能。2歳以下の子どもが2人がいれば、40,000円(50,000円相当)のプレミアム商品券が購入可能となります。
目的
さて、この商品券の目的とは何なんでしょうか?
通常のプレミアム商品券と異なり、購入する対象が限定されています。消費税は所得の低い人ほどインパクトが大きい税金になります。消費税増税によってダメージが大きい人を救済する目的もある様です。
まとめ
今回のまとめです。
- プレミアム商品券は一定の割増分を上乗せした商品券の事
- うまく使えば割増し分お得
- 使える地域や商品に制約がある
- 期限がある
これらの制約事項を差っ引いてもお得な商品券であることは間違い無い様です。
購入については地元自治体のサイトや商工会議所のサイトをチェックしてみて下さい。
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