Appleを騙る迷惑メール「RE: ご利用のAppleIDがブラウザ上のiCloudへのサインインに使用されました」

Appleを語る迷惑メールが後を絶ちません。

今回は「RE: ご利用のAppleIDがブラウザ上のiCloudへのサインインに使用されました」が２通。

なんと立て続けに同じ件名のメールで内容が異なるのが来ていましたね。別業者なんでしょうか？

当初は雑で他の言語から直訳だったり、迷惑メールのお手本の様なメールだんだん巧妙さを増している気がしているので、注意が必要だと思い掲載する事にしました。

タイプ１
まとめ

タイプ１

比較的クオリティが高いと思われるタイプです。変な文字も使っていません。しかし、わざわざ添付にPDFを使ってくるあたりとメールの差出人と宛先に怪しさがあります。

そして、メール本文にキラリと光るツッコミどころが紛れ込んでいます。

Subject（メールタイトル）

Subject、いわゆるメールのタイトルは次の通りです。

RE: ご利用のAppleIDがブラウザ上のiCloudへのサインインに使用されました

相変わらずの「RE:」始まりですね。この前になんのやりとりが発生していたのか気になります。

差出人（FROM)と宛先(TO)

差出人と宛先は次の様になっています。

差出人：Appleサポート

宛先：undisclosed-recipients:;

Appleサポートとなっていますが、やたらと長ったらしいメールアドレスでした。公式ならApple.comからくる様なのでこの時点でアウトです。

それに宛先です。大量に送るセールスメールやSPAMなど宛先は隠しておきたい時に利用する文言が設定されておりますが・・・今回は個人向けに送信されるメールなのでこれは不自然ですよね。このメールが大量にばら撒かれている証拠の様なものです。

本文

本文は次の様な内容です。

3805831333 ご利用のAppleIDがブラウザ上のiCloudへのサインインに使用されました TTAFXSKVRS

お客様のApple ID が、ウェブブラウザからiCloudへのサインインに使用されました。

日付と時刻: 12/10/2018 4:30:26 AM

のブラウザ: Opera

オペレーティングシステム: Windows XP

最近iCloudへサインインを行ったことがなく、他者が違法にお客様のアカウントを

使用していると考えられる場合は、Apple ID でパスワードをリセットしてください。

添付のPDF形式でご覧ください

今後ともよろしくお願い致します。

iCloud サポート

OSとブラウザ！！って思いましたが・・・

まぁ、それよりもツッコミどころが満載です。

日付と時刻: 12/10/2018 4:30:26 AM

アクセスが未来！！

未来人がiCloudを乗っ取りにやって来た！！

そして未来人はOperaを使う。すごい！！

添付

添付：あり

Appleサービス#

PDFファイルが添付されてます。

絶対に開かないでくださいね。

タイプ1の総括

メール全体をみるとやはり粗が目立つので慌てず騒がず添付を開かず、メール全体を読んで見てくださいね。

タイプ2

タイプ1と比べると粗が目立ちます。同じ内容の件名なのに・・・

別業者なんでしょうか？

Subject（メールタイトル）

Subjectです。

Subject:RE: ご利用のAppleIDがブラウザ上のiCloudへのサインインに使用されました

タイプ1と同じですよね。これまたREです。

差出人（FROM)と宛先(TO)

差出人と宛先です。

差出人：Appleサポート

宛先：undisclosed-recipients:;

ここまでまったく同じです。

本文

本文です。ここから違います。

こんにちは、

ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。あなたのApple IDを確認する必要があります。私たちはあなたのApple

ID活動で違法行為を発見しました。

あなたのアカウントはセキュリティの季節によってブロックされていました。

添付ファイル（PDFファイル）の確認と確認

ありがとう、

Appleサポート

素晴らしいですね。これぞ迷惑メール。

こんにちは、

礼儀正しい始まりです。挨拶はコミュニケーションの基本ですからね。

セキュリティの季節によってブロックされていました。

謎です。「セキュリティの季節」いつなんでしょうか？

今年もセキュリティの季節がやって来たよ！

なんて聞いたことありません。