ITエンジニアがモノを作らない時代がやって来る

IT業界
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不必要なモノは作らずに必要なモノを作るのに注力する時代

色々なサービスを組み合わせるだけで、より高度な機能を持ったサービスが作れるとしたら?
既にある資産を組み合わせて自動化するだけで、より高い生産性をえられるとしたら?
簡単な技術で高度な機能を実現できるとしたら?
そんな時代が既にそこまで来ています。
この時代の流れがITエンジニアがどの様に変化していくことになるのか?予測してみます。
一部のエンジニアの方は「認めたくはないものだな・・・」が含まれます。
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求められるスキルの変化

エンジニアに対して求められるスキルが変化していく事が想定されます。時代背景が変化する訳ですから、ニーズも当然変化していきますよね。

作り込むスキルに対するニーズの変化

従来の「作り込むスキル」と言うと設計から含めて、「書く力」が重要視されていたと思います。今後、従来の「作りこむスキル」いわゆる「書く力」は、本当に作り込む必要がある部分のみに発揮すべきスキルになっていくでしょう。
これって、本来は昔からそうなんですよね。でも、そうでは無い人も活躍できてたりするのがこれまでのIT業界だったりするんです。簡単に言うと無駄なコードをゴリゴリ書く人(ネットのサンプルをペタペタ貼るだけも含む)。ゴリゴリ書くだけなら良いんですけど、ゴリゴリ書いて余計なバグを出してそのデバッグで遅くまで仕事をして頑張っていると勘違いをしている人。無駄なコードを書いて無駄なデバッグをして働いた気になっている人です。自分だけなら良いんですが、周りを巻き込んでいくので至極迷惑なんですよね。こうならない様に気をつけましょう。
今後は作り込んでいく部分がドンドンと少なくなっていきます。これまで以上に「普通」の処理は設計の段階から作らなくて良い時代になります。「普通」を作っている時点で「使えない」のレッテルを貼られてしまう可能性があります。
これまでの「作り込むスキル」はより専門性の高い分野で発揮される時代になってきます。

足し算による新しい価値創造のスキル

新しい価値を生産する時に、フルスクラッチで開発する時代は終わりを告げました。今後の主流はパッケージであったり、出来合いのシステムであったり、利用できるものは極力利用する方向になっていきます。

そこで求められるのが、世の中にはどんな事ができる、どのくらい手頃なパーツが転がっているのか?を知っておく必要があります。これらのパーツを知っておく事が引き出しになっていきます。

パーツを知っているだけでは不十分で、組み合わせる事ができるのかどうかを知っておく必要もあります。いくら「○○ができる」と言っても、組み合わせる事が出来なければ無意味ですからね。

こうやって、パーツの足し算によって価値創造ができるスキルが今後求められるスキルと言えます。

隙間を埋めるスキル

先ほど今後はパーツを多くしり組み合わせる事で新しい価値創造ができるスキルが求められると書きました。

何もせずに完全に組み合わせる事は難しいのも事実です。そこで必要になって来るのが隙間を埋めていくスキルが必要になります。それをそのままサービスにしてしまったのがIFTTTだと思います。これらの隙間をいかに簡単に楽して埋める事ができるか。場合によっては設計までしてから、誰かに作ってもらう。そんなスキルも求めらます。

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顧客と話ができるスキル

ここはオーダーメイドの請負開発の様なスタイルに限られて来る話になりますが、この様なフルスクラッチではない開発が主流になって来ると、なんでも顧客の要望を叶えると言うことに無理が出てきます。そこで「できる事」と「できない事」をしっかりと伝える事ができるスキルが求められます。

「できる事」を伝える事は簡単ですが、「できない事」を伝えるのは難しいですよね。「できない事」を伝えるのは「できません」だけでは不完全です。勘違いしている人が多いですよね。「できません」は「こうだったらできる」と代替案を持ってきてこそになります。

「できない」だけ言って来るのは「できないから代わりを考えて」と同じです。人に仕事を投げつける無責任な行為です。

しっかりと「できる」「できないけどこう言う方法がある」を伝えられ、顧客と建設的な議論ができるスキルが求められます。

生産するモノに高い価値を求められる時代

作り込むスキルに対するニーズが変化する事で、今までは普通のプログラマーでも魔法使いの様に扱われていた時代もあり、今でもそう思っている人がいます。ウソのような話だと思いますが、そんな化石の様な事を「技術」と言ってしまう人も多い。価値の低い普通のコードを長時間の労働で生み出す事の無意味さに気が付いてもらい。システムエンジニア、プログラマーの価値を上げるためにも、この意識は常に持って、より価値の高い仕事で社会に貢献してもらいたいと思います。
ITエンジニアは本当に素晴らしい職業です。社会的に言えば縁の下の力持ち要素が多いですが、様々な所に入り込み人々の暮らしを支える事ができる特殊で素晴らしい職業です。なので、より一層産み出すもの高い価値をつけて行くこと、その事に対する努力が大切になります。
このあたりをAPIを代名詞的に使って書いたのが下ですね。
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