日本が2点先制後に扉を閉めなかったのは何故か?
私自身はサッカーの技術的な事とか専門的な事は詳しくはないにわか代表ファンです。しかし、そのにわかが見ていてもポーランド戦以降の日本代表をめぐる報道や意見には首を傾げる事も多かったし、ベルギー戦で後半3分に原口の先制弾、後半7分に乾が2点目が入っても扉を閉める事をしなかった。その選択をした事に、今回の批判が少なからず影響があったと思ってしまうのです。
多かった批判
西野監督自体、ポーランド戦後にコメントしているし、とにかく批判が多かった。海外からもあったし、味方である国内からも。
賛同の声も多くありますが、批判的な声も多かったですね。こう言った声は西野監督にも選手の耳にも入っていると思います。
鈍った決断
こう言った声が采配に少なからず影響を与えていたと思わざるを得ないと思います。2点先行の状況にあって、扉を閉める選択肢を取れなかった。
要因はこれだけじゃなかったと思います。まだ後半35分以上残っている状況で、引いているだけでは強豪に押し込まれて逃げきれないだろうと言うのもあるだろうし、3点目を取れば確実に仕留められると言った事もあったと思います。
しかし、心のどこかでポーランド戦の批判があったと思いますし、これらを払拭しないといけないと脅迫じみた感情が監督、選手の両方にあったんじゃないかと想像します。
2−2になった時の西野監督の頭を抱えた表情が全てを物語っている様な気がします。
ヒールに徹する美学を持てなかった
以前の記事で、ポーランド戦によって日本がヒールターンを果たしたと書きました。
ヒールターンは悪いことではなく、興行的に考えても非常に有意義な事です。コロンビア、セネガル戦の衝撃以上に、あの1試合でワールドカップを舞台に日本の注目を一気に高まったと言えます。
その真価が問われるベルギー戦で、ポーランド戦で引いたことへの批判が心理的に引きずったのは皮肉でもあり、まだまだ勝負に徹せられない弱さがあったんだろうなと思わざるを得ないです。
2-0で後半残り30分あたりからガッチリと扉に鍵をかけても良かったんじゃないかと思います。しかし、鍵を掛けると「またか」となる。その声が怖い。
逆にガッチリ鍵をかけて、「文句あるか」ぐらいの太々しさが欲しかった。と言うか、これを成功させる事により、ポーランド戦の評価が見直され、全てがプラスに転じていき、完璧なヒールターンとして歴史に名を刻めたと思います。
中途半端に良い人になった・・・としか思えない結果になりました。
この辺りが日本代表の一つのステップになるんじゃないですか。サッカーに関する技術的な面はワールドクラスにかなり近づいたと思います。
ずる賢さが求められるレベル
何にしても日本が当たって砕けろの精神で世界に挑む時代はそろそろ終わりを迎えつつあるのかもしれないなぁと感じさせる一戦でした。ずる賢さや太々しさ。これらが求めらる時代に入ったと思います。
何を言ってもタラレバである事は間違いありません。
日本代表の果敢なアタックを讃えますし、これからもにわかですが日本代表を応援したいと思います!
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