達成される事がない絵に描いた餅的な目標の3つの特徴

雑記
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目標は達成する為にあるものです

目標は掲げるものではなく、達成していくものです。

目標を掲げるだけで達成できていない組織は、次第に目標は絵に描いた餅で、目標に向かって進む力を失います。個人の場合は、自分の夢であったり目標はあるものの日々の行動がちぐはぐとなるので、「自分は何をやっているんだろう」と悩む事が増えます。組織の場合、組織を束ねる結束ロープが無くなりバラバラになり組織が崩壊していくのです。

目標は大切なものです。目標を掲げたら達成する為に全力を尽くすものです。

今日は目標を掲げたものの、これは決して達成される事がない目標だなぁという特徴を紹介します。目標設定する上で気を付けてみください。

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目標が数値化されていない

一番多く見られる特徴としてあげられるのが、目標が数値化されていない。

「○○出来るようになる」
「案件を受注する」

など文字にすると一見ご立派な目標な感じになるんですが、実際に達成したかどうかを判別する基準がマチマチで、時間が経つにつれ目標がブレブレになり、ここまで出来たからいいかぁとか、これ位で良いんじゃない?など妥協したり、曖昧な目標になった事で闇に葬り去ろうとする可能性もあります。

「○○出来るようになる、その為に■■の資格を取る」
「この種類の案件で売上1,000万円以上をあげる」

この様に具体的なゴールがイメージできる目標にすることが重要です。
ゴールイメージが具体化されると施策もそこに向けたより具体的な施策に変化します。

従来はなんとなくぼんやりとしたエリアにむけて進んでいた施策が、よりピンポイントの場所に向けた施策になります。ゴルフで例えるならグリーンを狙うかピンを狙うかの違いです。とは言え、いきなりピンを狙うショットなんていうのは難しいですから、施策自体はグリーンの方向からグリーン、そして最後はピンを狙うとだんだんとターゲットを絞り込んでいく事になると思いますが、目標は最初からキッチリと明確にしておきましょう。

ある一点の施策だけ具体化されている

目標達成の施策として正しい姿は、漏れなくダブりなく、いわゆるMECE(ミーシー)な施策で有る事が重要です。
とは言え、目標までの道筋を最初から完璧に描ける人はそうそういません。ある程度の抜け漏れはあっても仕方ないと思います。目標までの道中PDCAサイクルを回しながら地図とコンパスを頼りに目標に向かっていくのが正しいやり方です。

しかし、時々やたらと細かい施策が出てくる時があります。しかもある一点だけやたらと深堀りされている施策です。この様な場合は要注意です。一度全体を俯瞰してみて下さい。目標に対して抜け漏れどころではなく、全然全体像を把握できていない施策になってしまっています。また、深堀された施策に対して「サンクコスト効果」が働き、PDCAで施策を切り替える事ができずに施策をやりきる事が目標みたいになってしまいます。

この様に目的と手段が変わってしまう事が少なくありません。

期日が設定されていない

これ一番ありがちです。
目標達成の期日が設定されていない。

「いつまでに」が設定されなく、「○○ができるようになる」と数値化もされていない複合型が一番多い典型的な目標なんではないかと思います。

「一年の計は元旦にあり」なんて言いますが、あれは今年の目標と言う事で、強制的にその時の12月31日までの期限が設定されます。そういう意味では期日を意識していなくても、期日が定義されている目標になります。ですが、大体の人は期日の事は忘れています。

期日が設定されていないとどういう事になるでしょうか?
まず、その後に出てくる施策に期日が設定されなくなります。当たり前ですよね。目標達成の期日からバックキャストで様々なマイルストーンがおかれマイルストーンを達成すべき施策に期日が決められていく事になります。
所が目標に期日が切られていないので、マイルストーンがおかれる事もなく、施策にも期日が無くなってしまいます。
次にPDCAが回らなくなります。
期日が組み込まれていないのでチェックポイントがありません。なのでやった事に対しての振り返りが発生せずに、いつまでもやり続けるか自動的に次の施策に進んでいきます。すると目標に対してズレが発せいしているのにも関わらず軌道修正が行われずに淡々と施策のみ実行される事になるのです。軌道修正の装置もなく宇宙空間に打ち上げられた探査機の様なものです。最初の軌道のまま進んでいくだけになります。最終的にモチベーションが枯れ果てて、目標も消滅します。

さいごに

立場的にこれまで様々な目標を見てきました。また様々な目標を立ててきました。その経験の中から、達成されなかった悲しい目標の特性をまとめてみました。こららの3つの特徴を持つ目標は珍しい事ではなく、むしろ世の中のほとんどの目標はこれら3つの特性のどれかに当てはまってしまいます。

それほど目標を達成するのは難しい事です。ですが、逆に正しい目標を立て、着実に目標を達成できたとしたら、すごく大きな進歩になります。

是非とも皆さんには目標管理をしっかりとして、素晴らしい人生を歩んでもらいたいと思います!

 

 

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