「食品ロスの削減の推進に関する法律」が公表されいよいよ国として正式に対策していく事になります。法律では国として認識を一つにした上で、各々の立場の役割を明確にしています。

一番の課題は「消費者」だと私は感じています。
事業者が廃棄する量とさほど大差なく消費者で廃棄されている上に、事業者と違い裾野が広い。
それだけ意識の浸透が難しいのではないかと感じています。
そんな中、「食品ロスの削減の推進に関する法律」に興味深い記述がありました。
食品ロス削減月間と食品ロス削減の日です。
この取り組みについて感じた事を記事にしてみます。
食品ロス削減月間と食品ロス削減の日
食品ロス削減の意識を国民に浸透させる為に、法律では「食品ロス削減月間」と「食品ロス削減の日」を設けるとしています。すごく良い取り組みですよね。
消費者が食品ロスに対して意識を高める期間があれば、事業者側もその期間を狙って食品ロスビジネスが仕掛けやすい。
また積極的なイベントであったりキャンペーンも打ちやすいと言ったメリットがあります。
具体的な日付は?
法律では具体的な日付まで明記されています。
食品ロス削減月間を10月としています。はてさて?なぜ、この日になったのか?少々疑問が湧きます。調べてみたら、名古屋であった3010運動からの流れの様ですね。
そして、食品ロス削減の日は10月30日にハロウィン前日に食品ロス削減の日を設定したんですねぇ。
うーん、安易!としか言いようがない。もし本気で国民全員に浸透させる気ならもうちょい工夫が必要なのかと思います。
食品ロス削減月間と食品ロス削減の日を再考してみる
改めてというか、勝手に食品ロス削減月間と食品ロス削減の日を再考してみたいと思います。
具体的にはイメージしやすい月がいいですよね。
ああ、確かにこの月は気を付けないとなぁ
イメージ湧きやすい時期にするとよいと思います。
(案1)2月3日を食品ロスの日にする
私自身は2月3日を「食品ロス削減の日」とした方が良いのではないかと思います。
理由は恵方巻
食品ロス問題を一躍有名にした商品ですよねぇ。恵方巻の風習は日本的で良いのですが、全く縁もゆかりもない地域にまで突如として「皆さんご存知」的に無理やり全国展開して、不名誉な結果を招いてしまった恵方巻。
これだけ騒がれていもスーパーやコンビニには大量に余っている恵方巻が目に付きます。
(案2)イベントの穴場11月にぶつける
11月ってなんか大きなイベント無いですよね?
フードロスからクリスマスへの流れが作れる感じで若者を中心に普及させるなんて言うのもありですね。
- フードロスの日は恋人と冷蔵庫の余りものでパーティをする日
- 冷蔵庫にある余りものを美味しく食べたカップルは結ばれる
- 期限ギリギリなほど恋愛成就
この流れが出来ればイベントロスの11月にも新たな新風が巻き起こり、もっと新しい何かが生まれそうなきがします。
(案3)元の3010運動をしっかりと理解して適切な月を選ぶ
会食の乾杯の後の30分と終了前の10分は自席で食事を楽しみましょうと言う運動です。まぁ、乾杯したらウロウロしたり話だになったりして食事に手を付けない事も多いですからね。その余った食品は捨てられてしまいます。時間を区切って少しでも食べてもらうのは正しいと思います。
10月になっているのは、元の3010運動と頃が同じ、平成30年10月を食品ロス削減月間としたからの様です。この10月だけが残ってしまったと言う訳ですね。
3010の思想を受け継ぐには、会食や宴会シーズンに合わせて食品ロス削減月間を決めた方が良いのではないでしょうかね?宴会と言うと忘年会や披露宴。なので12月や6月に合わせるのもありかと思います。
(案4)統計的に食品廃棄量が多い月にする
統計をとると月ごとに波がありそうですよね。食品が傷みやすい月だったり、先ほどの宴会シーズンであったり。過去の記録から一番食品廃棄の多い月を食品ロス削減月間とするのも一案ですよね。
そういった月には何かしら理由がある筈ですので、しっかりと分析をした上で理由も説明しながらなら更に意識も高まるんじゃないかと思います。
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