人生の荒波は超えなくてはいけないと思う理由

雑記
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長期出向がほぼ確定しそうな20代後半の部下が「相談がある」と言ってきた。

大体、このタイミングで「相談がある」と言うのは察しがついた。

会議室で二人きりで話を聞く事となった。

 

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荒波から逃れられない時期

彼は様々理由を言ってきた。どれもこれも心情的には理解できる内容だった。

思えばこの年代の頃と言うのは「自分のやりたい事」がある様でない様な、あったとしても具体的な道筋が見つけられずに、気が付けば周りの流れに翻弄されている人が殆どではないのだろうか?

でもそれは悲観する事ではなく当たり前の事だと思った方がよい。何せ20代後半なんて社会人としたらまだまだヒヨッコ。自分より経験値の高い海千山千の大人たちがウヨウヨと自分の利益を確保するために智謀を巡らせているのだ。

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そんな激流の中、20代後半の笹の船が思い通りに人生を航行できる訳がないのだ。むしろ「自分の思い通り」と思っているのは、勘違いであるか俗世とは切り離された世界の住人としか言いようがない。

翻弄されない人間はいない

さて心情的には理解できると言うのは、彼の理由に対してではなくそういった社会の荒波に翻弄される事に対して自分の力では抗う事が出来ない事に対しての心情だ。激流に飲み込まれ何とか顔を水面から出して息も絶え絶え自分がどこに流されているかもわからず、とにかく今は激流に沈まないようにするだけで精一杯な心理状態を理解できるのだ。

しかし、タイミング的には先方との契約も大詰めで出向の日取りを調整している段なのだ。会社として断れるタイミングではない。それは彼も理解していた。更に彼自身もこの案件がこんなにトントン拍子で進むとは思ってなかった。どうせ立ち消えになるだろうと踏んでいて、当初は「いいですよ!行きますよ」と言っていたのだ。会社としては非常においしい単価の仕事であるため、トントン拍子に積極的に進めていく。

今思うと想像以上のスピードで話が決まっていくのは見ていてまさしく激流に呑まれている感覚だったであろう。契約の状況は逐一共有するようにしていた。なおさらヤバいと思っていただろう。

「社会人として転勤を断る事は出来ない」と言う意見と「会社としてどこまで社員のプライベートを尊重するのか」と難しい問題もあります。この様な色々な要素がより、問題を激流化させているんだと思います。

乗り越えるべき山

彼に対して自分の経験を振り返り、そして彼に伝えた。

君の年頃から30半ばまでは社会の激流に流され自分の思い通りに進まないことだらけだと思う。家庭を持ち「仕事と家庭でしっかりと両足で踏ん張って」と思っていても、社会人としての経験の少なさから、社会の激流に翻弄される事が多くなるだろう。仕事に翻弄され家庭がおろそかになり家庭から想定外の文句が出たりする。そんなもがきが30半ばまで続くだろう。俺もそうだった。

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ただその激流を乗り越えていかなければ、いけないと俺は思うし乗り越えるべきことだと思っている。おそらく乗り越えないで逃げていたら、一生そこから出られないばかりか一生激流に翻弄される人生になるだろう。だって世の中には自分の利益を得るために様々な策が常に張り巡らされていて、隙があればすぐに都合よく人を使おうと思っている人間もいる。ならば、その流れを乗り切る方法を身に付けなければ、その人たちの駒として「動かされる」事になるんだよ。と。

彼はわかったようなわからないような顔をしていたが、「帰って家族を説得します」と言ってくれた。

これを乗り越えた時、彼の人生は新しいステージに入るだろうと確信している。

 

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