先日、こんな迷惑メールが届きました。
「カナダからの手紙」ならぬ、「カナダからのご挨拶」です。
なんじゃこりゃー!?
もちろん詐欺メールです。
面白いので晒します。
京都からやってきた「カナダからの挨拶」詐欺メール
メールの送信先を調べたら、京都の某ライブハウスからでした。京都はいつからカナダになったのか?と思いますが、恐らく踏み台にされたのでしょう。返信先は別のメールアドレスになっていますので、有効なメールアドレスを抜くのか、引っかかりやすいカモの収集か?と言った感じです。
メールの題名(Subject)
メールの題名は次の通りです。
カナダからのご挨拶
カナダからの手紙ならぬカナダからのご挨拶です。
非常にシンプルな奥ゆかしいサブジェクトとなっております。
メールの本文
続いてメールの本文です。
ご挨拶、
私の名前はフェリックスです。亡くなった口座名義人が所有する清算されたBTC口座から生じた900万米ドルを超える資金に関する緊急事項
(取引)についてご連絡いたします。
私の計画と、私があなたの返事を受け取り、あなたの信頼を得た後、私が最初にあなたに連絡することを選んだ理由をあなたに知らせます。たくさんの感謝とあなたの返事を楽しみにしています。
フェリックス。
よくわかりませんが、「900万米ドルに関する緊急事項」らしいです。
どうやら亡くなった講座名義人が所有するビットコインの口座を生産したら900万米ドルを超える資金があったって事らしく、何かその件に関する緊急事項があると読み取れます。
この900万米ドルを所有していたと思われる人は亡くなっている様です。
ここで気を付けてほしいのは、亡くなった人の資産に関しての緊急事項と言うことは、相続の話か?俺にくれるって話なのか?と思いがちですが、メール内に一文も「相続」や「譲渡」とは書かれていません。「緊急事項」とだけしか書かれていません。
緊急事項について明言がないので、恐らく厄介な事になるでしょう。
「カナダからのご挨拶」に返信するとどうなるか?
実際に返信するのは面倒なので予想です。みなさんも人柱になろうなんて思わないでくださいね。
予想1:メールアドレスを抜かれてSPAMが増える
「返信があった」と言うことで、この手のメールを疑わずに詐欺に引っかかりやすい人認定され、別の本命詐欺メールの送信先メールに登録される可能性が高いですね。
当然の事ながら返信直後からSPAMメールや詐欺メールが増えていると思います。
予想2:相続するので口座番号などを教えて欲しいと返信がくる
900万米ドルに関して、あなたが受け取る権利があるので振り込み先を教えて欲しい的なメールが来る可能性があります。
ただ、先ほども書きましたがメール自体に「相続」「譲渡」などの甘言がなく、「緊急事項」と濁した表現なので、この手法で来る可能性は低いかもしれません。
予想3:あなたを訴える系のメールが返ってくる
これが本命かなぁと思います。
実はこの900万米ドルが犯罪的なもの、もしくは負債で肩代わりしろ。払わないなら「米裁判所で裁判するぞ」的な脅迫系メールが来る可能性があります。
あー面倒・・・
まとめ
「知らない人のメールは詐欺と思え」の格言通りですね。
こんなのに引っかかる人おるのかよ?と思うのですがいるんですよねぇ。驚きますが・・・
知らない人のメールに返信する場合は、まず題名(Subjecct)をGoogleなりで検索してみてください。私のようなに迷惑メールに関する情報を出している人が沢山いると思います。
クセ付けしてくださいね!
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