アドラー心理学について日々情報を収集、考察をしています。
より考察を深める為の自分の頭の整理を目的にキーポイントを備忘録的にまとめます。
随時見直して加筆や修正を加えていきます。
「原因論」と「目的論」
「目的論」はアドラー心理学の根幹の考え方。
人の行動には必ず目的があると言うのがアドラー心理学の考え方。
原因論は過去の出来事により現在が縛られるとしてアドラー心理学では否定されている。
見かけの因果律
アドラー心理学では原因論に関しては「見かけの因果律」として否定する。
同じ過去を体験した人は同じ境遇になる筈がそうではない点を指摘しながら、人は内面にある目的を達成する為に無理やり過去と因果関係を作っているとしている。
全ての悩みは対人関係
アドラー心理学では人間の悩みの全ての原因は対人関係に起因するとしている。
対人関係こそ悩みの原因として、他社は仲間として考える事で人生を楽なものとして考える。
人生のタスク
課題の分離
自己の課題と他社の課題を明確に線引きをし、他社の課題に踏み込まない、自己の課題に踏み込まれない様にする。
他社の課題に踏み込む事は権力争いを仕掛けているのと同じ。
劣等感と劣等コンプレックス
劣等感は他社より劣っていると感じる事。劣等感を抱く事自体は成長の原動力となるので悪い事ではない。
しかし、劣等感を理由に今の自分の状況を悲観し、劣等コンプレックスになってしまう事が問題である。
劣等コンプレックスになる事で人は成長を止めてしまう。
劣等感と劣等コンプレックスは別物である。
劣等コンプレックスと優越コンプレックス
自慢をする、威張るなどはアドラー心理学では「優越コンプレックス」として扱われる。
優越コンプレックスは劣等コンプレックスの一種として考える。
自慢をする人は劣等感を頂いている事に対して自慢をしている。
より大きな共同体の声を聞く
縦の関係から横の関係
褒める、叱るはダメ。
人は褒められると自分に能力が無いと言う信念を形成する。
アドラー心理学においては対人関係を全て横の関係として捉える。
他者を評価しない。
勇気づけ
アドラー心理学の行動を起こすための燃料が勇気。
横の関係に基づく援助の事を勇気づけと呼ぶ。
価値があると思えた時に勇気を持てる。
「行為のレベル」と「存在のレベル」
貢献に対する考え方。
「何かをする」事で貢献できる考え方ではなく、「存在する」事が既に他者への貢献であると考える。すなわち誰でも貢献していると考える事が出来る。
他社貢献
幸福とは他社貢献である。
しかし貢献を感じるのは他社の課題であり、関与が出来ない。すなわち貢献をしているかどうかは、自分自身が貢献感を感じれば良い。
「存在のレベル」と併せて考える事で、存在しているだけで貢献感を得る事ができ、誰もが存在しているだけで幸福を得られる事になる。
承認欲求を捨てる
承認欲求は他者からの貢献感を得るための行為と言える。
しかし、承認欲求から得られた貢献は自由がない。その為、承認欲求は不要である。
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