楽して儲ける事ほど辛いことはない事を教える時代
「eスポーツ」
ご存知ですか?

盛り上がっているみたいですね。国内だけでなく海外でも盛り上がりをみせていて、ここ最近ではニュースでもよく見ます。


対戦型オンラインゲームの概念自体は過去からあったのですが技術的に不可能な所も多く、いわゆる近未来的生活なイメージだったのですが、技術的な課題がクリアされインフラが整い爆発的に普及したと言った感じです。
プロゲーマーと言う職業
プロゲーマーと言う職業は昔からありました。ゲーム系の出版会社などメディアと一緒にいる事が多かった気がします。当時はゲーム大会でプロスポーツ並の賞金なんてなかったですし、ゲーム攻略や○○名人などのブランドとしての存在だったと思います。
ここ数年ゲーム大会の規模が大きくなり、それに伴い賞金も増えた事でプロゲーマーのという職業のステータスが一気に向上した感があります。本当にそうなんでしょうか?
年収と生涯賃金
大会によっては賞金が法外な値段であったり、一気に一攫千金の夢がある職業に思えてくるプロゲーマー。子どもたちからしたら「大好きなゲームで億万長者になるチャンス」と思えてくるかもしれません。
そこで年収と生涯賃金を次のサイトで調べてみました。

日本のプロゲーマー:450万円~数千万円
中国のプロゲーマー:370万円以上
アメリカのプロゲーマー:460万円~数億円
韓国のプロゲーマー:420万円~数億円平均年収.jp
このサイトを見る限り、プロゲーマーの平均年収に大きな開きがあります。やはりプロスポーツ競技と同様で稼ぐ人は稼ぐ世界という事です。なので、上限の年収は一部のトッププレーヤーによるもので、ほとんどの人が一番下の年収になるんだろうと予測しています。
余談ですが、アメリカと韓国は競技が浸透しているだけあって上限も億を超えてますね。

これを見る限り、そこそこの収入なんじゃないの?

いやいや、年収だけでじゃなくてもっと長い目で見ないと
本当に見るべきは生涯賃金
さて年収はわかりました。さて、一年でこれだけ稼げる事はわかりましたが生涯を通じてどこまで稼ぐことができるのか、実際はこれが重要になります。
まず、選手寿命です。先の「年収.jp」では、10代~20代が多く、30代になると激減するとあります。と言うことで、20代がピークで生涯稼働年数は10年となります。
そして生涯賃金です。「年収.jp」のグラフが若干専意的な感じがします。何倍もの開きがある夢の職業の様なグラフになっていますが、よくよく見ると「2,000万円」の開きしかないのです。しかも、年収に大きな開きがあり、上限は一握りしかいないとなると、あまり夢がある職業ではないとの結論になります。残念な結果です。
まとめ
好きなことをして稼いで生活する。コレ自体は非常に夢があります。しかし、それを手に入れるには並大抵の努力では手に入れる事は出来ません。なぜなら考えることは皆同じだからです。その席は限られています。そこを目指す人が多ければ多いほど、競争が激しくなるのは当然です。「好きなことをやりつ続けて稼ぐ」誰もが憧れ、誰もが一度を挑戦する夢です。
夢に挑戦する事は大切である事を教えつつ、それには並大抵の努力ではたどり着けない事も教える必要があります。そして、その過程で得たものが本当の財産になる事の方が世の中は多く、努力する事の必要性を改めて教える時代になったんだなぁと実感します。
しかし、現時点でe競技の競技者になるのは考えものかなぁと思いますが、先駆者として突き進むのもありだとおもいます。日本も競技化がもっとすすみ、欧米や韓国並みに賞金が出る様になれば大きな変化が起きるのではないでしょうか?
コメント