サカエヤ再び。カツカレーを楽しむ。
再びサカエヤ。ここのカレー屋は定期的に来たくなる。食べたくなる。何とも言えない魅力がある。
店の雰囲気、カレーの味。全てが懐かしい。平成も最後のこの時代に昭和中期を感じさせる。ノスタルジーだけでは語れない何か独特な雰囲気を持った店。カレーと言う子供のころから慣れ親しんだ味に昭和の雰囲気を持つ店。この組み合わせが何とも言えない深い味わいを醸し出しているだろう。
カツカレーのオーダー成立までの問答
今日はカツカレーとゆでたまごにしようと心に決めてお店まで一直線。
お店の扉を開けると、主人の少し高い声でいつもの「いらっしゃい~」
サカエヤ劇場の開幕だ。席は自由。待っている人がいなければ空いているところに勝手に座れば良いシステム。店内を見渡すと隅の席が空いていたのでそちらに座る。
「ご注文は?」
水とスプーンを出しながら注文を聞いてくる。いつもの流れ。
「カツカレーとゆでたまご」
そう、カツカレーを頼むといつも聞かれる一言がある。
外の看板に「待ち時間0分」と書かれているのだが、ここのカツカレーはオーダーを請けてからトンカツを揚げる方式。必然的に「待ち時間0分」は達成できなくなる。なので、必ずこう聞かれる。
「カツ揚げるまで5分ほどよろしいですか?」
「大丈夫です!」
この問答があって初めてカツカレーのオーダーが成立する。
このカウンターを挟んだ主人と客のやりとりが小気味いいのだ。
このわずかな時間の主人とのコミュニケーションがサカエヤの魅力の一つなのかもしれない。
わかめスープやけんちん汁、サラダのサイドメニューを頼んでおけば待っている間に楽しむことだ出来る。今回はサイドメニュー無し。うん。わかめスープ頼めばよかったかな。
そんな事を思いながらトンカツの揚がる油の音を聞いて待つのも至極。
しばらくすると主人が動き出す。油からトンカツを取り出し、まな板の上に。
そのまま包丁で、サクッとトンカツを切る。中まで火が入っているか色を確認して、大丈夫ならサクッサクッサクッとトンカツを切っていく。この音も非常に食欲をそそるものだ。
ほどなくして「カツカレーお待たせしました~」いつもの高いトーンと一緒にカツカレーが運ばれてくる。
さぁ!食べるぞ!!
実食
そして実食。
このカツの存在感!どうだろう。しっかりしたトンカツにポークカレーがかかっている。最初にトンカツがカレーに掛かっていない。
トンカツだけでも旨いから味わってみな
そんな声が聞こえてきそうな盛り方。実際、そのまま何もつけずに食べてもおいしいトンカツだからすごい。しっかりとした味が付いていて、衣はカリカリ。カツだけでもそのまま定食にして良いくらい美味しいカツ。衣がしっかりしている分、肉汁が閉じ込められ、トンカツそのもの旨味とカレーの旨味が口の中で混ざり合う。サカエヤのカツカレーの醍醐味。
夢中で食べてしまうが気を付けて欲しい事がある。
ゆでたまごを追加で注文して、カレーに投入。これがうまい!ぜひともゆでたまごも試してほしい。
評価
さて例により、「一度は食べてみて度」と「また食べたい度」の2つの切り口で評価してみます!
評価項目 | 評点(5点満点) | コメント |
一度は食べてみて度 | ★★★★★ | 本当にここのカレーは一度は食べて欲しい! |
また食べたい度 | ★★★★★ | もう何度も食べてる!何度食べても飽きない!また食べたいと思う美味しさです。 |
最高点だわ~。本当においしい。ぜひ食べて。昼だけでなく夜もやっているので、是非とも食べてみてください!
前回のはコチラです。

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