AIで特定の人物のクセや特性を学習して、その人の人格をコピーする様な試みがなされています。
実用化目前! 個人の人格をコピー・再構築し、自分の分身ともいえる人工知能をつくるサービス「al+(オルツ)」
この技術、怖いと思う反面、非常に興味あります。
是非「火の鳥」を完成させてほしい
AIによって人格が再現できるとするなら、是非とも再現してほしい人がいます。
手塚治虫先生
手塚治虫先生の人格を再現して、未完の作品火の鳥を完結させてほしいんです。AIによる作品が本物かどうか?の議論は置いておき、科学の力が生み出す火の鳥を見たいのです。
火の鳥のテーマである「生命」に対してAIがどんな答えを出すのか。それは生命に対する冒涜なのか、それとも新しい可能性なのか。
手塚先生自身も、未来は人工知能、ロボットが普及していると予測していました。もう一つのキーワードが宇宙移民があります。
あるロボット工学の権威の教授がおっしゃっていたのですが、この進化の最終ゴールは有機物の長い年月を経て獲得した進化から、巨大な脳を獲得する事で無機質によって身体能力の拡張を獲得し超スピードで進化を遂げ、今後は広い宇宙での活動が可能な長い時間を獲得する事ではないかと。
AIが支配する世界
火の鳥の世界では最終的にAIが人を支配している世界を描いています。
その世界は人は判断をせずに全てはスーパーコンピュータに搭載されたAIに全ての判断を委ねる世界になっています。
2045年と予測されているシンギュラリティ。技術が人間の知性を超える時です。
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人工知能が発達し、人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起こるという概念を指します。 シンギュラリティという概念は、人工知能の権威であるレイ・カーツワイル博士により提唱された「未来予測の概念」でもあります。
その瞬間に何が起きるでしょうか?人間は考える事を放棄するのでしょうか?手塚治虫先生の描く火の鳥の様に、人間が進むべき未来の道を自分で考えて進むのではなく、コンピュータが判断した未来になるのでしょうか?
命とAI
作品中では生命の集合体として火の鳥が表現されています。生命の終着地点。そこは時間の概念も大きさの概念も存在しない。AIによる人格の再現は、それそのものが人格として存在しうるのであれば、ある種の不老不死と言えます。時を超越した存在となりうる可能もあります。
またAIの凄いところは自ら学習をする事で進化していく所にあります。要するに時間さえあれば成長し続けると言う事です。まさしく永遠の命と言えます。
この先、どんな未来が待っているのか?命の価値はどうなっていくのか?大きく価値が変化する、そう言う特異点が訪れるのかもしれません。
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