シャッタースピードは長くすれば明るく、短くすれば暗くと写真の明るさをコントロールする3つの要素(シャッタースピード、絞り、ISO感度)の1つです。
しかし、明るさを調整する以外にもシャッタスピードによって表現が大きく変化して、まったく違う写真にする事が可能です。
絞りも同様に明るさをコントロールするだけでなく、絞りによって撮れる写真が変わってきます。絞りによる画像の違いは以前実験してみました。

絞りはボケ味、被写界深度に影響しましたが、シャッタースピード動きの表現に影響します。水の流れなど動きのあるものに対してシャッタースピードを変化させる事で、まったく違った写真になってきます。
実際、どんな風になるのか蛇口から出る水を使って実験してみます。
水はかなりの勢いで出ています。
1/8000秒
まさに瞬間です。普段の生活では認識不能な時間です。このシャッタースピードでは水も凍った様に止まって見えますね。まさしく、ザ・ワールドの世界。
1/6400秒
1/5000秒
1/4000秒
1/3200秒
1/2500秒
1/2000秒
少しずつブレてきました。
1/1600秒
1/1250秒
1/1000秒
1/1000秒ではボヤけた感じになってきてます。ブレではく水の動きによるものです。
1/800秒
1/640秒
1/500秒
1/8000秒の世界とは全く違います。しかし、動きの表現と言うよりボケてる感じになってますね。
1/400秒
1/320秒
1/250秒
水の流れの様なものが見えてきました。
1/200秒
1/160秒
1/125秒
1/100秒
この辺りまでシャッタースピードを落とすと、水の勢いの様なものも伝わってくるのではないでしょうか?
1/80秒
1/60秒
1/50秒
1/40秒
1/30秒
今回だと水を粒として認識できる限界が、この辺りかなと思います。
1/25秒
動きが線の表現になってきました。
1/20秒
1/15秒
1/13秒
1/10秒
1/8秒
1/6秒
1/5秒
1/4秒
0.3秒
0.4秒
0.5秒
0.6秒
0.8秒
1.0秒
最終的には光の筋になりました。
シャッタースピードを短くして普段認識できない世界を楽しむ事も良いですし、シャッタースピードを遅くして静止画であるはずの写真に動きを表現する事も面白いです。
同じシーンでもいろいろなシャッタースピードと絞りで何枚も撮影する事が大切なんですね。
花火もシャッタースピードで表現を変える写真の一つですね。

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